離婚や財産分与、慰謝料などでお困りではありませんか
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年金分割しない合意を有効として、年金分割審判を却下した裁判例

年金分割をしない私法上の合意については、無効説と有効説があります。 無効説は、年金分割請求権は、両当事者の婚姻期間の標準報酬を改定する請求を年金制度の実施機関である年金事務所に求める権利なので、公法上の権利を私法上の合意…

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裁判で、不倫相手から離婚慰謝料を請求する場合は、特別な事情が必要

第三者が、配偶者の一方と不貞行為を行った場合、他方配偶者は、第三者に対して、不倫の事実を知ってから 不法行為の時効期間 である2年以内に提訴して、肉体関係や性交等の外形的事実を立証すれば、不倫慰謝料を請求することができま…

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裁判では、婚姻が破綻状態にあると不倫慰謝料を請求できない

法的には、夫婦であっても、夫婦間の争いが絶えず、婚姻が既に破綻している場合まで、民法770条1項1号の貞操を守る義務が求められるのでしょうか? 最高裁平成8年6月26日判決は、「甲と乙との婚姻関係が既に破綻していた場合、…

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不倫慰謝料は、性交等の事実のみで判断ー背景・事情は無関係(裁判例)

不倫・離婚原因慰謝料は、第三者が、配偶者の一方と不貞行為を行って、他方配偶者の婚姻共同生活上の地位に結びつく人格権・人格的利益ないし名誉や他方配偶者の権利を侵害した場合に、他方配偶者の精神的苦痛を慰謝するために履行される…

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0.3の年金分割の按分割合で確定した希な裁判例

年金分割制度が平成19年(2007年)4月に導入されて以来、年金分割に関する審判で按分割合を0.5以下とする家庭裁判所での審判は、3例程度あるようですが、2件は不服申立てされ、高裁抗告審で0.5に修正されています。東京家…

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年金分割の按分割合は、35年の別居があっても0.5(裁判例)

財産分与では、別居によって夫婦の扶助協力がなくなり共有財産が形成されなくなるとして、別居時を夫婦共有財産の精算時期とするのが実務上の通説です。 年金分割においても、別居期間があることを理由として、按分割合を均等以下とする…

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年金分割の按分割合は、家裁審判では特別事情がない限り0.5(裁判例)

平成19年(2007年)4月1日の離婚時年金分割制度の施行直前に、最高裁・事務総局は以下のような一般的見解を表明しています。 「現行の被用者年金は、その性質及び機能上、基本的に夫婦双方の老後等のための所得保障としての社会…

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再転相続における相続放棄の熟慮期間・起算日についての裁判例

甲の相続人乙が、甲の相続について承認や放棄をしないで死亡したときは、甲の相続人である乙の法律上の地位が、乙の相続人丙(甲にとっては甥・姪や孫など)に承継されます。(相続人への相続と言い換えることもできます。) これらの事…

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相続放棄の熟慮期間・起算日の例外措置を認める先例となる裁判例

民法915条では、熟慮期間は「自己のために相続が開始したことを知った時から三箇月」と規定され、この3ヶ月間で被相続人の財産状態を調査して相続の承認か放棄の選択することとされています。 しかし、特に被相続人との交流が殆どな…

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相続放棄の熟慮期間・起算日についての裁判例を集約して解説します

どれだけの人が、相続によって土地や家などの積極財産と共に、債務それも保証債務など消極財産が承継される事を知っているであろうか?又、相続放棄できるのが、相続開始後3ヶ月という短い期間であることを認識しているであろうか?相続…

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