退職金には、給付額はあらかじめ確定している確定給付型と企業が拠出する額のみ確定し、退職時に支払われる額は、運用実績によって決まる確定拠出型の二種類があります。
確定給付退職金の算出式の型
- 基本給連動方式
退職時の基本給に、勤続年数に応じた乗数をかける。 - 定額方式
基本給に無関係に勤続年数に応じた額に、退職事由に応じた乗数をかける。 - ポイント方式
基本給に無関係に、資格等級や役職在任年数をポイントとして累積し、退職時のポイント数に1ポイント当たりの単価をかける。
確定拠出型退職金の拠出額算出式の型
- 基本給連動方式
基本給の一定割合を従業員の拠出額に上乗せする。 - 定額方式
役職に関係なく、拠出額が定額。 - 資格等級・役職別定額方式
資格等級又は役職毎に拠出額が定額
(参考資料「Q&A 財産分与と離婚時年金分割の法律実務」P85~小島妙子著 民事法研究会)